2011年12月11日 第2回演奏会 / 共演:ソナスアンサンブル

活動履歴

第2回演奏会 ~ ソナスアンサブルとのジョイントコンサート

場所:浜松地域情報センター
日時:2011年12月11日(日)13:00 開場 / 13:30 開演
入場料:500円

● 出演者紹介 ~ ソナスアンサンブル

 1991年の初公演以来、浜松地域に密着した活動を続けているアマチュア弦楽合奏団です。 基本的には弦楽合奏のみで演奏していますが、声がかかればほいほい出演を引き受けることも 多々あり、様々な機会に様々な人たちと様々なジャンルの曲を演奏してきました。 指揮者なし、月2回程度の練習の中で、一人一人が自由に発言してみんなで音楽を作っていく スタイルを取っています。アンサンブルの楽しみを十二分に味わうべく、今回は誰がどこに 座っても成り立つ演奏を目指し、曲によってトップを変えて臨みます。

ヴァイオリン Violin 1st : 安谷屋 靖・工藤 裕子・白土 利枝・東儀 温
ヴァイオリン Violin 2nd : 小林 はる奈・竹内 良太・森内 充
ヴィオラ Viola:小林 勝・波多野 逸郎・船戸 美帆
チェロ Cello:村上 勝之・西村 美菜子
 コントラバス Contrabass:村上 惠三子・柏原 晃子

● プログラム:第1部(ハママツブラスアンサンブル)

  • 騎士と城/プレムル
    OF KNIGHTS AND CASTLES/Raymond Premru/ 4Tp Hr 4Tb Tub
  • クリスマス・ソング/トーメ (編曲モワット)
    The Christmas Song/Mel Torme arr. Christopher Mawat/Flugelhorn Solo
  • セイウチとカバのダンス/ルイス
    The Hippo’s Dance with a Walrus /Ingo Luis / 4Tb
  • 酒とバラの日々/マンシーニ (編曲アイブソン)
    The Days of Wine and Rose /Henry Mancini arr.John Iveson/ Bass Trombone Solo
  • ジェラシー/ガーデ (編曲アイブソン)
    Jealousy/Jacob Gade arr.John Iveson/ Two Trumpets Solo

● プログラム:第2部(ソナスアンサンブル)

  • セントポール組曲/ホルスト
    St.Paul’s Suite/Gustav Holst
  • シンプル・シンフォニー/ブリテン
    Simple Symphony/Edward Benjamin Britten

● プログラム:第3部(ハママツブラスアンサンブル、ソナスアンサンブル)

  • 高貴なるブドウ酒を讃えて/リチャーズ
    Homage to the Noble Grape /Goff Richards / 4Tp Hr 4Tb Tub
    Ⅰ シャンパーニュ  Champagne
    Ⅱ シャブリ  Chablis
    Ⅲ キャンティ Chianti
    Ⅳ ホック Hock
    Ⅴ フンダドール シャンパーニュをもう一本 Fundador(and more Champagne)
  • 震災復興に向けて 日本に捧ぐ歌/フェルヘルスト
    A Song For Japan /Steven Verhelst / Brass & Strings

● 音楽ガイド

「騎士と城」は、フィリップ・ジョーンズ・ブラスアンサンブル(以下PJBE)のトロンボーン奏者プレムルの作曲したものです。5つの組曲の中の1曲でファンファーレの様な華やかさが金管楽器の良さを生かしています。

クリスマス・ソングは、メル・トーメの有名な曲で、クリスマスの定番曲の一つです。ジャズヴォーカルのナット・キング・コールが歌ったことでさらに有名になりました。本日は、フリューゲルホルンのソロでお送りします。

インゴ・ルイスは、ジャズトロンボーン奏者であり、作・編曲家でもあります。トロンボーンカルテット「3つのジャズ風小品」を2つ作曲しています。「セイウチとカバのダンス」は2番目の小品の1曲で、トロンボーンらしさがあふれるユニークな作品です。

ヘンリー・マンシーニと言えば映画音楽で有名ですが、酒とバラの日々も1962年に上映された同名の映画のテーマ曲として作曲されました。ジャズのスタンダードナンバーとして多くの歌手が演奏しています。バストロンボーンのソロで演奏します。

今年2月におまけとして演奏した「ジェラシー」は、ガーデの曲をPJBEメンバーのアイブソンが編曲したものです。タンゴのリズムの中で激しく絡み合う2本のトランペットソロに御注目ください。

組曲「惑星」の「木星」を作曲したとして知られているグスターヴ・ホルストのセントポール組曲は、4つの楽章からなり、第4曲は「吹奏楽のための第2組曲」の「ダーガソンによる幻想曲」を再編曲したものです。

シンプル・シンフォニー(簡単な交響曲)は、ベンジャミン・ブリテンが1933年から1934年にかけて作曲し、弦楽オーケストラために書いた、4楽章から成る楽曲です。それぞれの楽章の最初に「騒々しいブーレ」「遊び好きのピチカート」「感傷的なサラバンド」「浮かれ気分の終曲」と書いてあります。

今年6月25日にお亡くなりになったゴフ・リチャーズが作曲した「高貴なるブドウ酒を讃えて」は、PJBEの意志を受け継いだロンドン・ブラスのために作曲されたものです。5つのワイン(1つは違いますが)の銘柄を題名にした作品で,親しみやすい曲調が特徴です。本日は、5つの題名の解説をもとに演奏をお楽しみください。

「A Song For Japan」(日本に捧ぐ歌)は、3月11日に起こった震災復興のプロジェクトのために作曲されたものです。様々なアレンジで様々な場所で演奏されていますが、今回は弦楽合奏と金管アンサンブルの合同演奏で、犠牲になった方々のご冥福をお祈りし、 被災者の方々にエールを送るために、聴衆の皆様と音楽を共有しようと考えました。